おすすめネットショップ(ECサイト)と代表的なECモール(マーケットプレイス型含む)の手数料や特徴を比較

おすすめネットショップ(ECサイト)と代表的なECモール(マーケットプレイス型含む)の手数料や特徴を比較

ネットショップ(ECサイト)を始めたい方へ、初心者でもわかりやすいネットショップの選び方と手数料比較のポイントをお伝えします。各ネットショップ・ECモールのメリット・デメリットを知ることで、運営のコストを抑え、効果的なネットショップ運営を目指しましょう。

目次

ネットショップの種類

種類特徴メリットデメリット
ASP型独自のショップを簡単に構築でき、自由度が高い。初期費用が低め。デザインや機能を自由にカスタマイズ可能。集客は自力で行う必要があり、SEO対策などが必須。
モール型/マーケットプレイス型多くのユーザーが集まるプラットフォーム上で商品を販売。集客力が高く、特別な宣伝をしなくても商品が目立つ。高めの手数料や出店費用が発生する。

ネットショップには、さまざまな種類があり、運営のスタイルや目的に応じて適切な形態を選ぶことが重要です。特に、運営方法や販売手数料、集客力が異なる「ASP型」と「モール型またはマーケットプレイス型」の2つが代表的です。以下で、それぞれの特徴とメリット・デメリットについて解説します。

ASP型

ASP型(Application Service Provider)は、独自のネットショップを構築しやすくするためのサービスです。このタイプの特徴は、運営者が独立したショップを管理できる点にあります。具体的には、BASEやSTORES、Shopifyなどが代表的なプラットフォームです。これらは、多くの機能が事前に備わっており、特別なプログラミング知識がなくてもすぐにショップを立ち上げられるため、初心者にも人気です。

ASP型のメリット

  • 独自性の高いショップ構築が可能:店舗のデザインや商品表示を自由にカスタマイズでき、他店との差別化が図りやすいです。
  • 低コストでの運営が可能:初期費用や月額料金が比較的安く、さらに販売手数料が無料または低率である場合が多いです。
  • 集客を自分でコントロールできる:ASP型は独立型のサイトであるため、SEOやSNS、広告など、自分の集客方法に合わせて自由に戦略を立てられます。

ASP型のデメリット

  • 集客力が課題:モール型のように既に多くのユーザーが集まる環境が整っていないため、集客に自力での努力が求められます。
  • システムの一部機能が限定的:シンプルな機能である分、独自のシステム開発や特別な機能を追加する場合には、コストがかかる可能性があります。

モール型またはマーケットプレイス型

モール型やマーケットプレイス型のネットショップは、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなど、すでに多くのユーザーが集まる大規模なプラットフォームを活用して販売を行います。このタイプは、豊富な商品数と高い信頼度によって、多くのユーザーが集まるため、初めての顧客にもリーチしやすい利点があります。

モール型またはマーケットプレイス型のメリット

  • 集客が容易:プラットフォームに集まる膨大なユーザー層にアクセスできるため、特別な宣伝をしなくても商品が露出されやすいです。
  • 高い信頼性:大手プラットフォームが提供する販売環境であり、消費者からの信頼も高いので、安心感を提供できます。
  • 決済や物流がスムーズ:モール型は各社の決済・物流システムが整っているため、運営者は手間をかけずにショップ運営ができます。

モール型またはマーケットプレイス型のデメリット

  • 高い手数料:一部のモール型は、販売手数料やシステム利用料が高く設定されていることがあり、売上が上がっても利益が圧縮されることがあります。
  • 独自性の低さ:他のショップと同じプラットフォーム上での展開になるため、デザインやレイアウトのカスタマイズ性が低く、独自のブランドイメージを打ち出すのが難しいです。

ネットショップを始める際には、まずは自分が求める運営スタイルや資金面を考慮し、適切なプラットフォームを選ぶことが成功の鍵となります。

まさる

最近増えてきているのは、楽天のようなモール型またはAmazonのようなマーケットプレイス型のECサイトを自社で運営したいというケースです。そういう方は「Amazonや楽天みたいなECサイトの作り方・構築方法」をご覧ください。

ECサイトにおける手数料の種類

手数料の種類説明特徴
決済手数料商品購入時に発生する支払い処理の手数料。クレジットカード、電子マネーなどで異なる。支払い方法に応じて異なり、3〜5%程度が一般的。
振込手数料売上金が銀行口座に振り込まれる際に発生する手数料。銀行や振込頻度によって異なるため、頻度の見直しが重要。
販売手数料・システム利用料・成約手数料プラットフォーム利用料や商品が売れた際の手数料。主にモール型で発生。プランによって異なり、利益率に大きく影響する。

ECサイトの運営において、手数料は避けて通れないコストの一つです。手数料は販売プラットフォームによって異なり、その内容をしっかり理解しておくことが、コストを抑えつつ利益を最大化するためのポイントです。ここでは、代表的な3種類の手数料について詳しく解説します。

決済手数料

決済手数料は、ECサイト上で商品を購入した際に発生する支払い処理のコストです。通常、クレジットカードや電子マネー、銀行振込など、決済方法によって手数料が異なることが一般的です。たとえば、クレジットカード決済の場合、購入金額の3〜5%程度の手数料がかかることが多いです。また、PayPalやStripeなどの決済代行サービスを使用する場合も、同様に一定の手数料が発生します。

決済手数料のメリットとデメリット

  • メリット:迅速で便利な決済方法を提供することで、顧客の満足度を向上させられます。
  • デメリット:利用者の多いクレジットカード決済では手数料がかさむため、売上の一部が手数料で消えることになります。

振込手数料

振込手数料は、ECサイトから運営者の銀行口座に売上金が振り込まれる際に発生する手数料です。運営者が複数回の振込を希望する場合、振込のたびに手数料が発生することがあるため、コスト管理が重要です。振込手数料は、銀行や振込頻度により異なり、月1回の無料振込を提供するECプラットフォームもあれば、一定の振込手数料が設定されているプラットフォームもあります。

振込手数料の管理ポイント

  • 頻度を見直す:無駄な振込手数料を避けるために、振込の頻度を月に1〜2回に絞るとコスト削減につながります。
  • 銀行口座を選ぶ:振込手数料が低めの銀行やサービスを活用することも、運営コストを減らす一手です。

販売手数料・システム利用料・成約手数料

販売手数料・システム利用料・成約手数料は、プラットフォームにおける利用料金の総称であり、主にモール型やマーケットプレイス型のECサイトで発生します。例えば、楽天市場やYahoo!ショッピングでは、月額利用料に加え、売上に応じた成約手数料やシステム利用料が発生することが一般的です。これらの手数料は、商品が売れた際に課されるため、商品単価が低い場合や薄利多売を行う場合、利益率に大きく影響することがあります。

まさる

呼び方はプラットフォームごとに異なりますが、少なくても「販売手数料」と「成約手数料」はだいたい同じ意味で、商品が売れた場合のみ発生する手数料を指します。

販売手数料・システム利用料の注意点

  • 利益率に注意:売上が上がっても手数料が高いと利益が残りにくく、事前にしっかり計算する必要があります。
  • プランの確認:プラットフォームによっては、売上規模に応じた手数料割引プランが用意されている場合もあるため、条件を比較して最適なプランを選択することが大切です。

以上のように、各手数料は運営に必要なコストであり、上手に管理することで無駄な支出を抑えられます。

各ECの手数料を比較

結構な数があるので、一体どれが何なのかよく分からない人も多いはずです。
初期費用・月額料金・決済手数料・振込手数料をざっとまとめてみました。

サービス名初期費用月額料金決済手数料振込手数料
BASE0円スタンダードプラン:0円 グロースプラン:16,580円スタンダードプラン:サービス利用料3%・売上の3.6%+40円 グロースプラン:2.9%250円(振込ごと)
STORES0円フリープラン:0円 スタンダードプラン:2,980円フリープラン:5% スタンダードプラン:3.6%自動入金の場合:無料 手動入金で売上合計が10万円以上の場合:無料 手動入金で売上合計が10万円未満の場合:200円
Square0円フリー:0円 プラス:年間一括払いの場合3,375円/月 プレミアム:年間一括払いの場合9,180円/月フリー:3.6% プラス:3.6% プレミアム:3.3%0円
Shopifyベーシック:33ドル スタンダード:92ドル プレミアム:399ドル ※月額料金が最初の3か月間1ドルShopifyペイメント利用時:0円 以下、その他外部のサービス利用時 ベーシック:オンラインで3.55% スタンダード:オンラインで3.4% + 0円 プレミアム:オンラインで3.25% + 0円金融機関による
カラーミーショップレギュラー:3,300円 ラージ:3,300円 プレミアム:22,000円レギュラー:4,950円 ラージ:9,595円 プレミアム:39,600円レギュラー:クレジットカードの場合4.0%~ ラージ:クレジットカードの場合4.0%~ プレミアム:クレジットカードの場合3.14%~金融機関による
EC-CUBEスタンダード・お得プランともに0円スタンダードプラン:法人2,500円
手数料お得プラン:法人2,500円
スタンダードプラン:法人4.0%〜
手数料お得プラン:3.6%
金融機関による
Wixビジネス:2,600円 ビジネスプライム:12,000円決済サービスによる銀行振込不可
Cafe240円0円決済サービスによる銀行振込不可
minne0円0円d払い/auかんたん決済:165円 コンビニ決済:220円 後払い決済:370円 銀行振込/ゆうちょ振替:金融機関に支払う振込手数料等220円
makeshopプレミアムプラン:11,000円 makeshopエンタープライズ:111,000円~プレミアムプラン:12,100円 makeshopエンタープライズ:60,500円プレミアムプラン:VISA/Master3.19%~・JCB/American Express/Diners 3.49% makeshopエンタープライズ:VISA/Master3.14%・JCB/American Express/Diners 3.49% ※いずれもMakeShopペイメント利用時 プレミアムでは月額料金1,100円が発生250円~800円
e-shop(イーショップ)スタンダード:11,000円 ビジネス:11,000円 エキスパート:11,000円スタンダード:3,960円 ビジネス:5,500円 エキスパート:8,800円決済サービスによる金融機関による
Shopmaker11,000円ベーシック:3,300円
プロフェッショナルプラン:5,500円〜
決済サービスによる(3.6%〜)金融機関による
Welcart0円0円~(決済プランによる)決済サービスによる金融機関による
2024.10.25時点の情報です

ECプラットフォームを選ぶ際、手数料は重要な要素の一つです。各サービスごとに異なる料金体系があり、販売手数料やシステム利用料がかかる場合もあります。ここでは、主要なECプラットフォームの特徴と、それぞれが業界でどのような評判を得ているのかを簡単にご紹介します。

BASE(ベイス)

BASE(ベイス)

BASEは、初めてネットショップを立ち上げる人にとって非常に人気のあるプラットフォームです。無料で始められる点が魅力であり、販売手数料がかかる仕組みです。シンプルな操作性と拡張性の高い機能が評価されており、個人の小規模なショップから中規模ビジネスまで幅広く支持されています。

初期費用月額料金決済手数料振込手数料
0円スタンダードプラン:0円
グロースプラン:16,580円
スタンダードプラン:サービス利用料3% + 売上の3.6% + 40円
グロースプラン:2.9%
250円(振込ごと)
評判メリットデメリット
シンプルで初心者向け初心者に人気で、低コストで運営可能自力での集客が求められる

STORES(ストアーズ)

STORES(ストアーズ)

STORESはBASEと同じく、初めてのECサイト運営者に人気があります。シンプルで直感的な操作が特徴で、基本的な料金プランも競争力があります。手数料も比較的低めに設定されており、初心者でも手軽にスタートできる点で好評です。

初期費用月額料金決済手数料振込手数料
0円フリープラン:0円 スタンダードプラン:2,980円フリープラン:5% スタンダードプラン:3.6%自動入金の場合:無料 手動入金で売上合計が10万円以上の場合:無料 手動入金で売上合計が10万円未満の場合:200円
評判メリットデメリット
シンプルでわかりやすく、個人事業主に人気費用負担が少なく、直感的に操作できる機能面でのカスタマイズに制約がある

Square(スクエア)

Square(スクエア)

Squareは、主に実店舗を持つビジネス向けの決済サービスとして知られています。オンラインとオフライン両方で使えることが強みであり、特に小規模ビジネスにおいて便利な選択肢です。手数料はやや高めですが、その分決済のスムーズさやサポート体制が優れていると評判です。

初期費用月額料金決済手数料振込手数料
0円フリー:0円 プラス:年間一括払いの場合3,375円/月 プレミアム:年間一括払いの場合9,180円/月フリー:3.6% プラス:3.6% プレミアム:3.3%0円
評判メリットデメリット
実店舗との連携に強く、決済面で評価されるオンライン・オフライン両方で活用可能手数料がやや高く、コストがかさむ

Shopify(ショッピファイ)

Shopify(ショッピファイ)

Shopifyは世界中で利用されているECプラットフォームで、特にカスタマイズ性とグローバル展開に強みがあります。手数料はやや高いものの、豊富な機能と高い柔軟性が評価されており、大規模なビジネスでも対応可能です。特に成長を目指す企業にとっては、非常に有力な選択肢とされています。

初期費用月額料金決済手数料振込手数料
ベーシック:33ドル スタンダード:92ドル プレミアム:399ドル ※月額料金が最初の3か月間1ドルShopifyペイメント利用時:0円 以下、その他外部のサービス利用時 ベーシック:オンラインで3.55% スタンダード:オンラインで3.4% + 0円 プレミアム:オンラインで3.25% + 0円金融機関による
評判メリットデメリット
世界的に利用され、成長志向の企業に人気カスタマイズ性が高く、規模の大きいビジネス向き利用料が高めで、初心者にはややハードルが高い

カラーミーショップ

カラーミーショップ

カラーミーショップは、手軽に利用できる日本国内向けのECプラットフォームです。初期費用や月額料金がリーズナブルで、個人事業主や中小企業に多く利用されています。手数料も比較的低めに抑えられており、安定したサポート体制が整っている点で評判が良いです。

初期費用月額料金決済手数料振込手数料
レギュラー:3,300円 ラージ:3,300円 プレミアム:22,000円レギュラー:4,950円 ラージ:9,595円 プレミアム:39,600円レギュラー:クレジットカードの場合4.0%~ ラージ:クレジットカードの場合4.0%~ プレミアム:クレジットカードの場合3.14%~金融機関による
評判メリットデメリット
国内利用者が多く、安定したサポート体制が評価手軽に始められる国内向けサービスカスタマイズに制約がある

EC-CUBE

EC-CUBE

EC-CUBEは、オープンソース型のECプラットフォームで、自由度の高いカスタマイズが可能です。手数料がかからず、独自の機能を追加したい企業に支持されていますが、技術的な知識が必要なため、開発リソースが整っている運営者向けです。

初期費用月額料金決済手数料振込手数料
スタンダード・お得プランともに0円スタンダードプラン:法人2,500円
手数料お得プラン:法人2,500円
スタンダードプラン:法人4.0%〜
手数料お得プラン:3.6%
金融機関による
評判メリットデメリット
自由度が高く、開発者に人気オープンソースで、独自システムが構築可能技術知識が必要で、初心者には不向き

makeshop

makeshop

makeshopは、企業向けのECプラットフォームで、機能が充実しており、大規模なネットショップ運営に適しています。手数料は高めに設定されていますが、その分豊富な機能とサポートが受けられる点で、安定した評価を得ています。

初期費用月額料金決済手数料振込手数料
プレミアムプラン:11,000円 makeshopエンタープライズ:111,000円~プレミアムプラン:12,100円 makeshopエンタープライズ:60,500円プレミアムプラン:VISA/Master3.19%~・JCB/American Express/Diners 3.49% makeshopエンタープライズ:VISA/Master3.14%・JCB/American Express/Diners 3.49% ※いずれもMakeShopペイメント利用時 プレミアムでは月額料金1,100円が発生250円~800円
評判メリットデメリット
企業向け機能が充実し、信頼されている大規模運営に対応し、ビジネス利用に便利利用料金が高く、小規模ビジネスには不向き

Wix

Wix

Wixは、簡単にウェブサイトを作成できるプラットフォームとして知られていますが、ECサイト機能も備えています。手数料は比較的低く、初心者でも使いやすい点で好評です。ただし、EC機能に関しては他の専門プラットフォームよりも制限がある場合が多いです。

初期費用月額料金決済手数料振込手数料
ビジネス:2,600円 ビジネスプライム:12,000円決済サービスによる銀行振込不可
評判メリットデメリット
初心者向けで操作が簡単EC以外の機能も豊富で、柔軟にサイト構築可能EC機能は他の専門プラットフォームに比べて制限あり

Cafe24

Cafe24

Cafe24は、韓国発のECプラットフォームで、手数料がかからず利用できる点が特徴です。国内外での販売を考えている運営者に人気があり、特にアジア市場への展開を視野に入れている場合に有力な選択肢となります。

初期費用月額料金決済手数料振込手数料
0円0円決済サービスによる銀行振込不可
評判メリットデメリット
韓国発で、アジア市場への展開を目指す人に好評初期費用なしでスタート可能、海外展開にもある程度強い日本語サポートに不安がある場合がある

minne(ミンネ)

minne(ミンネ)

minneは、ハンドメイド作品の販売に特化したプラットフォームで、手数料は比較的低めです。趣味や副業としてハンドメイドを楽しむ人々から支持されています。大規模なビジネスには不向きですが、個人のクリエイターにとっては使いやすいサービスです。

初期費用月額料金決済手数料振込手数料
0円0円d払い/auかんたん決済:165円 コンビニ決済:220円 後払い決済:370円 銀行振込/ゆうちょ振替:金融機関に支払う振込手数料等220円
評判メリットデメリット
ハンドメイド商品特化で、個人クリエイターに人気出品が簡単で、副業に最適大規模ビジネスには不向き

e-shop(イーショップ)

e-shop(イーショップ)

e-shopは、低コストでネットショップを開設できるプラットフォームとして知られています。手数料もリーズナブルで、小規模な運営に向いています。シンプルな機能と安定した運用が特徴で、初期投資を抑えたい運営者に好評です。

初期費用月額料金決済手数料振込手数料
スタンダード:11,000円 ビジネス:11,000円 エキスパート:11,000円スタンダード:3,960円 ビジネス:5,500円 エキスパート:8,800円決済サービスによる金融機関による
評判メリットデメリット
シンプルで使いやすく、初心者に人気低コストで始められ、基本機能が充実しているカスタマイズ性や拡張機能に限りがあり、成長に合わせた拡張が難しい

Shopmaker(ショップメーカー)

Shopmaker(ショップメーカー)

Shopmakerは、シンプルかつ使いやすいECプラットフォームです。手数料は競争力があり、初めてネットショップを運営する人に適しています。必要最低限の機能が揃っており、手軽に運営をスタートできる点が魅力です。

初期費用月額料金決済手数料振込手数料
11,000円ベーシック:3,300円
プロフェッショナルプラン:5,500円〜
決済サービスによる(3.6%〜)金融機関による
評判メリットデメリット
シンプルで使いやすく、初めての方に人気手軽にネットショップを運営可能機能が必要最低限で、拡張性に限りがある

Welcart(ウェルカート)

Welcart(ウェルカート)

Welcartは、WordPressと連携して使用できるECプラットフォームです。手数料がかからない点が大きなメリットで、既存のWordPressサイトをEC化したい運営者に非常に人気があります。カスタマイズ性も高く、柔軟に対応できる点が評価されています。

各プラットフォームの特徴や手数料の違いを把握し、ビジネスの規模や運営方針に合った選択をすることが、成功への鍵となります。

初期費用月額料金決済手数料振込手数料
0円0円~(決済プランによる)決済サービスによる金融機関による
評判メリットデメリット
WordPress連携が特徴で、既存サイトにEC機能を追加WordPressサイト運営者にとって便利セキュリティ対策に注意が必要

代表的なECモール・マーケットプレイス型の出店費用や手数料を比較

プラットフォーム手数料・出店費用評判メリットデメリット
Amazon大口出品:4,900円+販売手数料 小口出品:100円/商品+販売手数料世界的に利用者が多く、FBAが人気。圧倒的な集客力と高い信頼性。高い販売手数料で、利益が圧縮されやすい。
楽天市場初期登録費用:66,000円+出店料(25,000〜130,000円)+システム利用料(2.0-7.0%)国内での人気が高く、ポイント制度が評価される。リピーター獲得に強みがあり、顧客層が広い。出店費用が高く、運営コストがかさむ。
Yahoo!ショッピング初期費用や月額利用料、売上ロイヤルティなどが無料(ただし販売促進のコストの負担が求められるので実質5〜10%)若年層にも人気で、PayPay連携が好評。初期コストが低く、手軽に始められる。商品カテゴリにより手数料が高くなる場合がある。
ZOZOTOWN初期費用は約200万円ほどと言われています。加えて販売手数料は売上の20〜40%と高めの設定ファッション分野に特化し、若者から高い評価。ファッション専門で、ターゲット層が明確。手数料が高額で、価格競争が激しい。
メルカリ初期費用や月額費用は0円。販売手数料が売上の10%個人間取引のイメージが強く、利用者が多い。手軽に出品でき、多くの利用者にリーチできる。手数料が高めで、特に価格競争が激しい。

各ECモールやマーケットプレイス型プラットフォームは集客力に優れ、多くのユーザーを持っていますが、出店費用や手数料が高めに設定されている場合もあります。以下では、それぞれの評判、メリットとデメリットを詳しく見ていきます。

Amazon(マーケットプレイス型)

Amazon(マーケットプレイス型)

世界的に利用されているAmazonは、多くの出店者にとって信頼できるマーケットプレイスとされています。特に「FBA(フルフィルメント・バイ・アマゾン)」による配送サポートは、高い利便性を提供していると評価されていますが、手数料の高さから薄利多売の業者には不向きとされることもあります。
販売手数料は、例えば「おもちゃ&ホビー」のカテゴリでは「商品1点あたりの売上の合計が750円以下の場合は商品代金の5%、商品1点あたりの売上の合計が750円を超える場合は商品代金の10%」など、カテゴリごとに異なります。

手数料・出店費用評判・特徴
大口出品:4,900円 + 販売手数料
小口出品:100円/商品 + 販売手数料(5〜15%)
世界的に利用者が多く、FBAが人気。

メリット:

  • 圧倒的な集客力で、多くの顧客にリーチ可能
  • FBAの利用により、発送や在庫管理の手間を大幅に削減可能

デメリット:

  • 販売手数料が高めで、特に商品単価の低いビジネスには利益が圧縮されがち
  • 独自性を出しにくく、他店舗との差別化が難しい場合がある
  • Amazonブランド登録をしないPBの状態だとAmazonブランド登録をした強アカウントにブランドを上書きされブランドを無差別に乗っ取られることがある
  • 商標登録がない状態でヒット作を生み出すと他社にもろもろ奪われそうになり、かなり大変な状況になることがある
まさる

Amazonでは買いやすさを求めてリピーターが多いです。スポンサープロダクトのACoSの目安は許容範囲〜30%程度で、20%台で普通、10%台で優秀、10%未満は超優秀という感じでう。

楽天市場(モール型)

楽天市場(モール型)

日本国内での認知度と信頼度が非常に高く、楽天ポイントシステムを活用した集客力が魅力です。しかし、出店費用が他のプラットフォームに比べてやや高めである点は、特に小規模な出店者にとって負担となることがあります。

手数料・出店費用評判・特徴
初期登録費用:66,000円+出店料(25,000〜130,000円)+システム利用料(2.0-7.0%)国内での人気が高く、ポイント制度が評価される。

メリット:

  • 楽天ポイントの集客力があり、リピーターを獲得しやすい。
  • 国内ブランド力が強く、安心して購入する顧客が多い。

デメリット:

  • 高額な出店費用や手数料が発生し、運営コストが増加しがち。
  • プラットフォーム内での競争が激しく、集客に工夫が必要な場合も多い。
まさる

楽天では新規を獲得できないと、なかなか厳しいですよね。安売り合戦をしていると差別化できなくなりいずれジリ貧になるので、楽天がうまくいっている間に、エンゲージを高める機会をつくれる自社ECから買ってもらえるようにしたいところです。

Yahoo!ショッピング(モール型)

Yahoo!ショッピング(モール型)

出店費用が無料であることから、特に中小規模の出店者に人気があり、初期コストを抑えてスタートしやすいと評判です。また、PayPay連携による利便性が評価されていますが、手数料が商品カテゴリにより高くなる場合がある点がデメリットとされています。

手数料・出店費用評判・特徴
初期費用や月額利用料、売上ロイヤルティなどが無料(ただし販売促進のコストの負担が求められるので実質5〜10%)若年層にも人気で、PayPay連携が好評。

メリット:

  • 出店費用が無料で、低コストでスタートできる。
  • PayPay連携によるキャッシュレス決済の普及により、若年層を取り込みやすい。

デメリット:

  • 広告ありきのモールなのに広告がめちゃくちゃ使いづらい(操作性やシステム上の問題)。
  • ユーザーの価格競争が激しく、利益を確保するための戦略が求められる。
まさる

ヤフーショッピングは広告ありきといった感じで、広告を出さないとほぼ売れません。ただし、広告費を考慮しても、楽天やAmazonなどよりも安いので、広告前提でついでに出品する企業が多いです。

ZOZOTOWN(モール型)

ZOZOTOWN(モール型)

ファッション特化のモールとして、若年層のユーザーに強い支持を得ています。ブランディングのしやすさが評価されていますが、販売手数料が高く、特に利益率の低い商品ではコストの高さが問題とされることがあります。

手数料・出店費用評判・特徴
初期費用は約200万円ほどと言われています。加えて販売手数料は売上の20〜40%と高めの設定ファッション分野に特化し、若者から高い評価。

メリット:

  • ファッション専門のプラットフォームで、ターゲットが明確かつ集客力が高い。
  • ブランドイメージを確立しやすく、リピーターを増やしやすい。

デメリット:

  • 販売手数料が高額で、利益が圧縮されやすい。
  • カテゴリの競合が多く、価格競争が激しくなることもある。

メルカリ(マーケットプレイス型)

メルカリ(マーケットプレイス型)

個人間取引のイメージが強いメルカリですが、最近では新品商品や事業者による出品も増えています。簡単に出品でき、ユーザー層が幅広いと好評ですが、10%の販売手数料がやや高いと感じる出品者もいます。

手数料・出店費用評判・特徴
初期費用や月額費用は0円。販売手数料が売上の10%個人間取引のイメージが強く、利用者が多い。

メリット:

  • 簡単でスピーディーな出品が可能で、多くのユーザーにリーチできる。
  • 幅広い年齢層の利用者がおり、売上が上がりやすい。

デメリット:

  • 固定の販売手数料(10%)が高めで、利益確保が難しい場合もある。
  • 商品価格競争が激化しやすく、特に中古市場では差別化が難しいことが多い。
  • とんでもない客が現れる確率がもっとも高い(個人の感想です)

各プラットフォームの特徴や評判、手数料構造をよく理解し、自社のビジネスモデルに最も合った選択を行うことが、ネットショップ運営成功への近道です。

この記事に関するよくある質問

一番売れるECサイトは?

一番売れるECサイトは、商品ジャンルやターゲット層によって異なりますが、Amazonや楽天市場が一般的に売上規模でトップとされています。特に、Amazonは世界的な規模での販売力があり、幅広いジャンルで多くの購入者に利用されています。一方で、楽天市場はポイントプログラムを活用したリピーター獲得が強みです。自社の商材やマーケティング戦略に合ったプラットフォームを選ぶことで、最適な集客が可能です。

ECショップとネットショップの違いは何ですか?

「ECショップ」は、電子商取引(e-commerce)を指し、インターネット上で商品の購入や決済が行えるサイト全般を含みます。一方、「ネットショップ」は、主に個人や小規模店舗がインターネットで商品を販売する意味で使われることが多く、簡易的なサービスで開設できることも特徴です。実質的な違いは小さいですが、規模やプロフェッショナルな運営の有無が表現上の差となることがあります。

ネット通販サイトの売上ランキングは?

日本国内での売上ランキングでは、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングが上位に位置します。これらのサイトは、それぞれの集客力やポイントサービス、幅広い商品ラインナップによって、多くの利用者を惹きつけています。業種別に見れば、ファッションではZOZOTOWN、フリマアプリ分野ではメルカリも非常に人気が高いです。

日本の最大ネットショップは?

日本で最大規模のネットショップとしては、Amazonと楽天市場が双璧をなしています。Amazonはその世界的な影響力と配送スピードで、幅広い商品カテゴリーにわたり人気が高いです。一方、楽天市場はポイントプログラムや国内の強力なブランド力で、安定した集客と売上を実現しています。

メルカリはECサイトですか?

メルカリは、広義ではECサイトの一つと見なされますが、通常のオンラインショップとは異なり、主に個人間での売買をサポートする「マーケットプレイス型」のプラットフォームです。フリマアプリとして、新品だけでなく中古品の売買が盛んであり、手軽に出品できることから、多くのユーザーが利用しています。

ネットショップがいい理由は何ですか?

ネットショップの良さは、24時間どこでも購入が可能で、実店舗に比べて運営コストが低く、在庫管理やマーケティングも柔軟に対応できる点です。また、商品ラインナップを自由に変更できるため、少ないリソースで市場のニーズに素早く応えられます。特に、初期投資が少なく済むため、個人や中小規模事業者にとって魅力的な選択肢です。

ECサイト・ネットショップの選び方と手数料の違いを理解することで、理想の運営が可能になります。この記事を参考に、最適なプラットフォームを選び、スムーズなネットショップ構築を始めてみてください。

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この記事を書いた人

年齢:35歳(業界14年)
Webデザイナー兼マーケティングコンサルタント
20代前半から独学でECサイトを立ち上げ、自分でデザイン・運営・集客を担当。初めてのサイト運営では多くの苦労があり、失敗を重ねたが、その経験を活かして現在は成功している。その後、ECサイトの運営ノウハウを活かして他の企業のサイト立ち上げをサポートするコンサルタントとしても活躍中。
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